飯をたかる

前日のバイトの疲れも取れぬまま外に出ることになったのは計算外だった。
睡眠をとる為に入った漫画喫茶で「ベルセルク」を読んでしまったのが悪いのか?
二時間の睡眠は睡魔を追い払うよりむしろ深くしたように感じる。
しかし、今回は飯をたかれるか? 秋葉原に向かう車両に揺られながらそんな事を考えているとふいに霞が頭にかかる。

やばい

ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ。
アラート。アラート。緊急事態、作戦行動に重大な支障アリ。至急、本部より援軍ありたし。

・・・・・・

かくっ、と頭が下がった衝撃で覚醒する。
今、どこだ!? 車両内の電光掲示板に目を向けるとそこには「田端」の文字。ほっと胸をなでおろす。

と、ここまで書いて飽きたので終了。