良いプレイヤーを育てるより良いゲームマスターを育てた方がいいのでは?

理由は簡単で俺がそのゲームマスターの卓に入った時楽しいから。

そこで、自分なりにマスタリングテクニックという奴を考えてみる。俺なり、という部分を一応強調しておく(理由はわかるよな?)。

1、GMはカタキヤク
『TRPGには勝敗はない』、これは一番TRPGゲーマーに浸透している常識なのではないの? まあ、勝った負けたで騒ぐのも大人気ないからな。でも、この言葉を曲解している人というのもいる気がする。というか昔の俺が、な。

プレイヤーの前に立ちはだかる最大の障害というのは(基本的には)GMの役目だ。という事はプレイヤーがその障害をなんとかして排除したならGMは死ぬほど悔しがるべきだ、それが演技であろうとなかろうと。
その障害(まあ、大抵はラスボスなんだけどな)がいかに手心の加えたものだろうが登場したときには大物ぷりを演出し、強大な存在だとアピールすることも忘れるなよ? その方が倒したときにプレイヤーがイイ気になるからな。*1

ここでもう1つのポイントがある。それは障害は負けるように動け、ということだ。なぜならば、プレイヤーがシナリオを攻略しなければならない、という致命的な欠点を多くのシステムが抱えるため、GMがガチにPC殺しに走った場合にプレイヤー側が行えるアクションはほとんど無い場合が多い。*2

簡単にまとめられるから、まとめてしまうけど「死ぬほどイイ気になって、死ぬほど悔しがれ」ってとこか?*3  

変に維持を張って、「倒せないとシナリオ終わらないじゃないか」とラスボス倒した後顔色ひとつ変えないGMの卓ではやりたくないだろ? つーことで、昔の俺の卓に入った人はすまんかったなぁ。


というわけで、続く(かも)

*1:PCが瀕死になるようなダメージが“つい”出たときに「ちッ、死にぞこないが」とGMとして発言するのもかなりいい感じだ。プレイヤー達にいい意味でプレッシャーがかかるからな。でも、回復するまでそいつは攻撃対象に入れるなよ、本当に死んじまうぞ?

*2:まあ、どうしてもやりたいって奴は気心の知れた連中と一緒の時にやってみるといいぜ?

*3:ちなみにPLのダイス目が悪いときにニタニタ笑うとかもいいぜ。こっちの内心、冷や汗だらだらだろうがな。